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未来の暮らしを共に「健究」する仲間を求めて 株式会社ダスキン

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株式会社ダスキン 開発研究所
(左から)
ダストコントロール研究室
沖野 蒔 氏、長崎 里佳 氏、長柄 邦彦 氏

応用研究室
馬場 史 氏、吉田 拓音 氏

大阪府吹田市内にある研修施設ダスキンスクールの研修室に集まったのは、開発研究所のダストコントロール研究室や応用研究室に所属する5名の若手研究員たち。「リバネス研究費ダスキン開発研究所賞」の2回目の設置に向けて、これからのダスキンに必要な研究テーマについて考えるワークショップを開催した。

「キレイ・健康」を目指すための連携への期待

 ダスキンのサービスを支える開発研究所では、清掃によって衛生的で快適な生活環境を維持し、人々の健康を創造するための研究、すなわち「健究」に取り組んでいる。今回設置したリバネス研究費では、この「健究」に共に取り組めるアカデミア研究者からの申請に期待している。そこで、ダスキンの未来を担う若手研究員が、これからアカデミア研究者と連携して取り組みたい研究テーマについて考える機会を設けた。
参加した若手研究員5名は、普段はモップやマットの研究開発に取り組んでいるが、学生時代には藻類の環境応答や病気の診断薬開発、有機半導体の合成、無機金属錯体の磁性、材料の物性評価といった研究の経験があり、多様なバックグラウンドをもっている。リバネス研究費を通じて集まる研究アイデアに自身の興味関心を重ね、「キレイ・健康」を実現する連携が生まれることへの期待も高まる。

若手研究者が考える、未来の開発研究所

 ワークショップでは、まずは未来のダスキン開発研究所がどうあってほしいか、自由にアイデアを出し合った。始めはなかなかアイデアが出ない様子だったが、次第にペンが走り出し、付箋の数も増えていく。
 最も多くのアイデアを書き出した長柄邦彦氏は「生活の中で新しい習慣を作り出せる研究所にしたい」と語る。衣類用の消臭スプレーが普及するとともに「帰宅したら脱いだ服にスプレーする」習慣が広がったように、快適な生活空間を実現するための新たな習慣を生み出す製品やサービスを開発できる研究所を思い描いたのだ。生活者に密着し、現場に足を運ぶことの多いダスキンだからこその強みを発揮できるアイデアだ。一方で、吉田拓音氏と馬場史氏からは、「モップ・マット以外を研究する研究所」「掃除関連以外の研究も行っている研究所」と、現在のコア事業とは異なる分野に期待するアイデアが出た。キレイによって健康を創り出す「キレイ・健康」の実現のために、多様なテーマを走らせたい。そのための可能性を検証し、事業の広がりを創ることも開発研究所の役目だとの考えからだ。

新しいダスキンを目指すための研究を、共に

 未来のダスキン開発研究所が「キレイ」によって人々の健康を創造し続けるためには、どのような研究が必要だろうか。活発に意見を出してくれた沖野蒔氏からは「アレルギー、カビ、繊維などを対象にした基礎研究」という提案があった。人々の健康を害する要因からそれを除去するための素材まで、その本質に迫る基礎研究は人々の健康を実現する多様なアプローチの開発につながるはずだ。一方で、長崎里佳氏からは「ダストコントロールの技術だけでなく、人々が使いたくなるようなおしゃれな製品にするための研究はできないか」と、清掃の効果だけではなく、製品のデザインも研究対象とするアイデアが出た。例えば特定の年代に受け入れられやすい色彩や形状、質感など、人々の嗜好について突き詰めるような研究は非常に興味深い。
今回の研究費では、現在の研究をさらに深化させるアイデアだけでなく、ダスキンで58年続くダストコントロール事業に新たな切り口を与えるような自由なアイデアが集まることを期待している。申請書では、ぜひ、アカデミア研究者の皆さんがもつ課題感や興味、その研究によって将来的に人々の健康で快適な暮らしにどう貢献できるかを表現してほしい。これから実現されるであろう未来の暮らしを、共に語ろうではないか。
(文・仲栄真 礁)

 アカデミア研究者と連携して実施したい研究テーマ例 
・ウイルスの不活化、除去技術
・人の行動による汚れ、細菌、ウイルスの拡散追跡
・汚れの発生と蓄積の抑制、防汚といった清潔環境を保つ研究
・お客様を毎月訪問できる強みを活かした清掃・環境改善技術
・清掃用具に活用できる新しい素材や捕集技術研究
・製品の繰り返し洗浄・再生を効果的に行うための繊維素材への防汚技術や洗浄技術
・掃除とデザインの関係(おしゃれの定義の理論化)

第49回リバネス研究費ダスキン開発研究所賞 募集開始

募集対象:大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者

  • 海外に留学中の方でも申請可能
  • 研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能

対象分野

健康で快適な生活空間の実現につながるあらゆる研究

ダスキン開発研究所の技術領域である「清掃」「衛生」「快適」にかかわらず、 幅広い分野の研究を募集します。

採択件数

若干名

助成内容

研究費50万円

応募締切

2020年7月31日(金)24時まで

担当者より一言

 ダスキンでは「キレイを科学する」をテーマに目まぐるしく変化し続ける日本の暮らしを、お掃除を通して見つめてきました。これまで暮らしを取り巻く環境は大きく様変わりしてきましたが、最近では新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため、外出の自粛や在宅勤務などによって家で過ごす時間も長くなりました。また、今回の騒動が収まった後も、感染症拡大のリスクに対する私達の生活における衛生意識はこれまで以上に高まると考えられます。このような来たるべき未来を見据え、快適で健康な生活空間の実現に寄与する研究の応募をお待ちしています。

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リバネス研究費の申請について

皆様のご応募お待ちしております。

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