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2021年9月公募第3回リバネス高専研究費

第3回リバネス高専研究費 大阪ベイエリア賞

高専で主体的に行われるあらゆる研究
特に、製造業・物流・観光業など大阪ベイエリアの活性に繋がるあらゆる研究

大阪市港区は、大阪港とともに陸海運流通業が集積し、金属・機械加工を中心に製造業が発展してきました。近年では、ウォーターフロント開発が進んだことによる観光産業も発展しています。一方で、海と川に囲まれる地形にあることから水環境の改善や水害対策も必要とされています。同地域では、2025年万博に向けて街をあげた技術実証に取り組むことを目指しており、今回の研究費において製造業等に関わるあらゆる研究テーマを募集します。

キーワード

ベイエリア、製造業、町工場、スマートファクトリー、ロボティクス、シェアリング、技術承継、物流、海運、観光、水環境、まちづくりなど

本研究費は、全国の高等専門学校に所属する「学生および40歳以下の研究者」のみを対象とした新しい研究費です。

 

設置企業

港区産業推進協議会(大阪市港区)

大阪ベイエリア賞では、大阪市内事業者などを特別パートナーとし、同パートナーの審査による特別賞も設置します。申請された内容は、港区産業推進協議会の代表者及び特別パートナーにも展開されますので、ご留意ください。

特別協賛パートナー

西日本電信電話株式会社

成光精密株式会社

 

設置企業・組織 港区産業推進協議会(大阪市港区)
設置概要

採択件数:若干名
助成内容:研究費30万円、各種製造に関する相談・開発支援

スケジュール 応募締切:2021年11月30日(火)18:00まで
審査結果:2022年2月ごろにご連絡予定
募集対象 ・高等専門学校に所属する学生
・高等専門学校に所属する40歳以下の研究者
担当者より一言
大阪市港区では、「暮らして楽しい」「遊んで楽しい」「働いて楽しい」まち港区を実現するため、公民連携によるまちづくりを進めています。港区産業推進協議会は、区役所と地域商工会等が連携し、次世代育成や研究者・ベンチャー企業との連携に取り組んできました。今回、実装力の高い高等専門学校の研究者と連携することで、ひとつでも多くの技術実証を進めていきたいと思います。また、地域内企業へのインターンシップについてもぜひご参加ください。

選考・採択後の流れ

採択決定までの流れ

  1. 1次審査(書類審査):2次面談実施者を決定します
  2. 2次審査(オンラインもしくは学校訪問による面談)※大阪市に来て頂く必要はありません
  3. 最終審査会において、採択者を決定

採択決定後の流れ

  1. 採択決定通知
  2. 研究費支給
  3. 港区産業推進協議会 2021年度活動報告会において研究発表(大阪市港区内)

※報告会は2022年2月もしくは3月実施予定。交通費支給。研究成果報告ではなく、研究アイデアの発表になります。

 

設置団体・特別協賛パートナーからの期待

大阪市港区長 筋原章博氏

港区は、2025年大阪・関西万博に向けて実証実験のできる都市を表明しており、空飛ぶクルマをはじめとする新たなプロジェクトが動き出しています。
今後は、このような新技術が事業化され、量産のものづくりへと発展するためにも、この度の「リバネス高専研究費事業」による港区に合った社会課題解決型の実証アイデアの提案や人材の育成の観点から高等専門学校との連携が不可欠となっています。
世界的な潮流であるSDGsの視点からも、社会課題そのものを解決することで収益を上げる仕組みづくりが求められており、高等専門学校の皆さんの若い力に大いに期待しています。

 

港区産業推進協議会会長 松井信一氏

港区産業推進協議会では、社会課題の解決を目的に、子どもたちのアイデアを企業が商品開発する「次世代人材育成事業(チャレンジポート)」や、区内企業とベンチャー企業の連携による新事業の創出に取り組んでいます。
この度、「リバネス高専研究費」として全国の高等専門学校の研究者や学生の方々から大阪ベイエリアのポテンシャルを活かした課題解決型の実証アイデアをご提案頂くことで、2025年の大阪・関西万博を見据えながら港区の産業振興とまちの活性化に繋げていきたいと考えておりますので、みなさまからのご応募をお待ちしております。
チャレンジポート事業 https://innovationport200.com/news/453/

 

西日本電信電話株式会社
イノベーション戦略室
シニアマネージャー 仲出 雄樹氏

NTT西日本は、”ソーシャルICTパイオニア”をめざし、様々なパートナーの方々と協力して地域が抱えるさまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。
日本の製造業は、GDPの2割を占める日本経済の屋台骨で、中小企業がそれを支えてきましたが、グローバル競争や技術者の高齢化などの課題に直面しています。
NTT西日本では、昨年は山口県のひびき精機様と一緒に、ローカル5Gを活用したスマートグラスによるリモート作業支援などの実証実験を行い、生産性を大きく向上させることが出来ました。今年8月からは、大阪ベイエリアにおいて、株式会社リバネス、成光精密株式会社との3者で技能工の技術をAIに学習させ、そのAIを複数社でシェアリングする実証実験も開始させています。
高等専門学校の皆さまの柔軟な発想から生まれる”新しい、熱意に溢れたアイデア”のご応募、お待ちしています!

 

成光精密株式会社
代表取締役 高満 洋徳氏

当社は金属部品加工・機械加工の中でも特に精密加工に強みを持つ大阪市港区の町工場です。2018年に「ものづくりオープンイノベーション拠点”Garage Minato”」を開設し、研究者やベンチャー企業、大企業の試作開発、量産設計などの開発支援に、自社技術を活かして取り組んでいます。
今回の高専研究費では、①町工場の強みを発展できるようなアイデア(スマート化、新素材、加工技術、技術力育成など)、②町工場と組むことで加速する研究課題、③町工場や地域での実証を希望するテーマに期待しています。当社だけでなく、近隣の様々な分野の製造業とも連携しながら、一緒に社会実証に繋がる研究を進めていきたいです。
成光精密株式会社 https://www.seikouseimitsu.com/
Garage Minato https://www.garage-minato.jp/

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