現在募集中です。応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで

植物の生産性や機能性を高めるあらゆる研究
植物の生産性や機能性を高めるあらゆる研究を募集します。育種や栽培時における光や潅水、施肥などの環境条件の調節等により水耕栽培や養液栽培のポテンシャルを引き出し植物の生産性や機能性を高める研究テーマを歓迎します。
設置企業・組織 | 株式会社プランテックス |
---|---|
設置概要 | 採択件数:若干名 助成内容:研究費50万円、Type XSの栽培試験環境を提供 |
スケジュール | 応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで 審査結果:2026年1月にご連絡予定 |
募集対象 | ・大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者 ・海外に留学中の方でも申請可能 ・研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能 |
- 担当者より一言
- プランテックスは環境制御性能を高めた独自の植物工場システムの普及を目指し事業展開しています。植物研究の成果を、植物工場での量産につなげる技術の開発に力を入れてきました。本研究費では、植物の生産性や機能性を高めることを目指す先進的な研究テーマを幅広く募集します。研究成果が将来的に植物工場の用途拡大や価値向上を通じて、世界の食や農業を取り巻く様々な問題解決に寄与することを期待します。
リバネス研究費の申請について
研究応援プロジェクト参加企業との連携を希望するあらゆる研究
設置企業インタビュー記事

取締役 秋山 卓二氏(右)
研究員 加賀 悠樹氏(左)
未来の食と医薬を創る。
プランテックスが若手研究者と目指す「植物工場の新たな価値」とは?
「世界の食と農に新しい常識を」を掲げる株式会社プランテックス。独自の植物栽培装置と成長制御システムを武器に、食料生産だけでなく、医薬原料や有用物質の研究開発にも取り組んでいる。今回、「リバネス研究費プランテックス先端植物研究賞」に込めた想いを、取締役の秋山卓二氏と研究員の加賀悠樹氏にお二人に伺った。若手研究者との共創で、未来の食と医療を切り拓く、その展望に迫る。
植物の可能性を最大限に引き出す栽培技術
プランテックスは、持続可能で安心・安全な野菜を届けたいという想いから、産業用工場の技術者たちが立ち上げたベンチャー企業である。先端植物研究所には40台の栽培装置が稼働しており、独自開発したシステムで植物の成長に必要な要素を精密に制御することで、品質の安定化や特定の成分量を高めることに成功している。研究用の小型装置「TypeXS」で最適な栽培条件を見つけ出し、そのノウハウを量産用の大型装置「TypeM」で再現できるのが大きな強みである。この技術を活用すれば、研究成果をスムーズに事業化へとつなげることができる。これまで葉物野菜を中心に事業を進めてきたが、「植物には医薬原料や有用物質原料としての可能性も秘めている」と秋山氏。「私たちが開発した装置を活かして、レタス以外の価値も生み出していきたい」と語り、外部との積極的な連携を通じて、植物工場の可能性を広げている。
アカデミアとの連携で最先端の研究を加速
同社は、農林水産省のプロジェクト(月面等における長期滞在を支える高度資源循環型食料供給システムの開発)や、福島国際研究教育機構が主導するプロジェクト(植物RIイメージングコンソーシアム)に参画するなど、アカデミアとの連携に力を入れている。昨年5月からは、いちごやトマトといった果菜類の付加価値を高めるため、植物内の転流(物質の移動)を可視化する研究にも着手している。これらの取り組みは、安全性・再現性・生産性を兼ね備えた植物工場産業の発展に貢献するものだ。次世代を担う研究者の育成と植物分野の発展を目指し、学会での対話や論文執筆にも挑戦している。
「熱意ある若手」との出会いが未来を創る
今回、プランテックスは未来の食料生産、医療原料、ヘルスケアなど、幅広いテーマで研究を行う若手研究者を募集する。若手研究者のユニークなアイデアとプランテックスの技術を掛け合わせ、植物工場の新たな価値を生み出すことを目指している。「今だからこそ研究できる植物を、自分なりのこだわりを持って探求している若手と出会いたい」と加賀氏。秋山氏も、「基礎研究だけでなく、社会実装にも熱意を持った人と共に、未来を創りたい」と期待を寄せる。プランテックスが求めているのは、特定の分野に限定されない「全方位」の研究者だ。機械工学、植物の地下部(根など)の評価、水や養液の分析技術を持つ方など、幅広いバックグラウンドを持つ研究者からの応募を歓迎している。若手研究者の情熱とアイデアが、プランテックスの技術で新たな価値を生み出すことを願う。
リバネス研究費の申請について
現在募集中のリバネス研究費
- 第70回 ガレージミナト賞(応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで)
- 第70回 第一工業製薬賞(応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで)
- 第70回 日本ハム賞(応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで)
- 第70回 プランテックス先端植物研究賞(応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで)
- 第70回 PFASブレイク賞(応募締切:2025年10月31日(金)18:00まで)
- 【常時募集】リバネス研究費 スタッフ推薦枠