現在募集中です。応募締切:2025年4月30日(水)18:00まで
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未利用資源を高機能化し有効活用するあらゆる研究
食品工場等から出る加工副産物や消費期限切れの食材、竹林等放置バイオマスなどの未利用資源を高機能化しアップサイクルするための機能性成分への変換、機能性の付与、製品としての有効な利用法に関する研究を幅広く募集します。
設置企業・組織 | 三洋化成工業株式会社 |
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設置概要 | 採択件数:若干名 助成内容:研究費50万円 |
スケジュール | 応募締切:2025年4月30日(水)18:00まで 審査結果:2025年7月にご連絡予定 |
募集対象 | ・大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者 ・海外に留学中の方でも申請可能 ・研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能 |
- 担当者より一言
- 様々なところに眠る未利用資源は、これまで未利用であった何かしらの理由があり、利用するうえで解決すべき課題があると考えています。一方で、有用資源としての大きな可能性を秘めているともいえます。だからこそ、アカデミアの若手研究者のアイデアと研究力、三洋化成の化学のちからで、熱意をもって挑戦したいテーマです。未利用資源を高機能化し、環境、人と暮らし、多様性を支え、WakuWakuする未来を共創できることを楽しみにしています。
リバネス研究費の申請について
設置企業インタビュー記事
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事業企画部 事業改革グループ 主任部員 森 宏一 氏
事業企画部 事業改革グループ 主任 廣瀬 敦 氏
“WakuWakuする未来”にアカデミア若手研究者と共にアップサイクルで挑戦する
三洋化成は、界面活性剤や樹脂用添加剤などの機能化学品を手掛ける大手化学メーカーである。「化学のちからで化学の枠を越えてイノベーションを起こす」べく新規事業テーマとして、未利用資源のアップサイクルに注目している。
3,000種類のパフォーマンス・ケミカルスを支える研究開発力
私たちの身の回りでは三洋化成の数々の化学品が用いられている。自動車や住宅などの空間にも、肌に触れるシャンプーや化粧水、レジャーやスポーツ用品、医薬品や公衆衛生用品など、その数は3,000種類にのぼるという。これらのパフォーマンス・ケミカルスは、何かしらの原料を仕入れ、機能に優れた材料に変換し、高付加価値化して販売するというプロセスにおいて共通している。三洋化成の強みは、まさにその高付加価値化する研究開発力にあるといえるだろう。
なぜ未利用資源のアップサイクルなのか
三洋化成は2023年から、豆腐などの大豆加工における副産物であるおからをアップサイクルする事業に取り組んでいる。おからを植物性チーズなどに加工できる中間体に変換する技術を持つシンガポールのスタートアップ企業に出資するとともに、その技術を使った日本での事業展開と用途開発を推進する。加工副産物を原料にすることは、従来の化学品製造のプロセスとは異なり、原料の品質や調達量の安定性が乏しいなど様々な制約があり、工業化が難しい側面もある。しかし、機能性を付与し、高付加価値化して販売するというプロセスは同じだ。未利用資源には何かしら利用できなかった理由があるはずだが、それを乗り越えることができれば、廃棄物の削減、地域産業への貢献、生み出される機能化学品で多様なニーズにこたえていくことが可能である。高い研究開発力と“挑戦を後押しする風土”がある三洋化成だからこそ向き合えるテーマといえるだろう。
「Interface Innovator」に込めた想い
1949年に界面活性剤を主力に創業し、今も界面制御技術に強みを有している三洋化成は、経営方針「WakuWaku Explosion 2030」を表現したロゴに「Interface Innovator」と記載している。今回の募集テーマでは、加工副産物や食品残渣などの未利用資源を機能性成分として活用することに着目した応募が主として期待される。機能性成分への変換、機能性の付与、製品としての有効な利用法に関する研究も含まれるだろう。そのような研究成果を社会に届けるためには、研究者との連携だけでなく、その資源に係る事業者など地域の関係者との連携も不可欠だ。様々な仲間とともに三洋化成が構築する新たなサプライチェーンは、人と人との界面を活性化しながらイノベーションンを起こし、“WakuWakuする未来”につながっていくだろう。(文・岡崎 敬)
リバネス研究費の申請について
現在募集中のリバネス研究費
- 第68回 三洋化成賞(応募締切:2025年4月30日(水)18:00まで)
- 第68回 ライフサイエンス賞(応募締切:2025年4月30日(水)18:00まで)
- 第68回 食のアップデート賞(応募締切:2025年4月30日(水)18:00まで)
- 【常時募集】リバネス研究費 スタッフ推薦枠