リバネス研究費

2022年9月公募第58回リバネス研究費

第58回 フォーカスシステムズ超異分野賞

現在募集中です。応募締切:2022年10月31日(月)18:00まで

超異分野連携でスマート社会の実現を目指すあらゆる研究
異分野連携により創出する新規性の高いテーマを募集します。 掛け合わせる対象分野は、環境、エネルギー、資源、ものづくり、IoT、ロボティクス、モビリティ、人工知能、交通、医療、介護、ヘルスケア、バイオ、農業、海洋開発、食品、防災、アフターコロナ等を想定しますが、この限りではありません。

設置企業・組織 株式会社フォーカスシステムズ
設置概要

採択件数:若干名
助成内容:研究費50万円

スケジュール 応募締切:2022年10月31日(月)18:00まで
審査結果:2023年1月ごろにご連絡予定
募集対象 ・大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者
・海外に留学中の方でも申請可能
・研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能
担当者より一言
ネットワークの高度化を基盤に、ビッグデータ解析、AIと関連技術革新が進み、サイバー空間と現実空間の融合が進んでいます。スマート社会の実現や新型コロナウイルスによる生活様式の一変など、あらゆる分野でデジタル化は加速していくでしょう。本賞では、データ取得とその解析、解析結果を用いた社会実装・サービス化まで、様々な仮説と取得する現実空間のデータに関する、多岐にわたるアイデアを募集します。 特に、複数領域の知見を掛け合わせた、まったく新しいチャレンジングな研究テーマを期待します。フォーカスシステムズは、社会基盤を支えるIT事業で培った一気通貫のシステム設計・開発によって、皆さんの研究を加速します。本賞をきっかけに、互いの知識を衝突させ、共に未来を創造していくための議論を深めてまいりましょう。
設置企業インタビュー記事
ITイノベーション事業本部 業務推進事業部
ビジネスクリエーション部、中村 和人氏
セキュアサービス室、祷 瞭氏
セキュアサービス室、大島 有香氏
副本部長 兼 事業創造室長、松坂 裕治氏

地球規模の課題解決に共に挑む仲間を求めて

ITで社会基盤を支え続けてきたフォーカスシステムズ。2019年よりリバネス研究費を開始し、若手研究者とともに、変化の激しい現代社会に適応し、未来を創造するための研究開発に取り組み始めている。今回、フォーカスシステムズ超異分野賞を設置し、さらなる仲間を募る。

IT技術を基盤に社会を支える

 株式会社フォーカスシステムズは、1977年に設立され、公的機関から民間企業も含め、多種多様なシステム開発・ 運用に携わるとともに、情報セキュリティやIoT関連等の自社製品の開発・販売にも積極的に取り組んできた。例えば、BLE (Bluetooth Low Energy) ビーコンと指向性の受信機を開発し、工場内物流の効率化に向けた実証実験や、放牧における牛の位置検出システムの実証実験や首輪型IoTデバイスによる近江牛子牛生産の省力化に関わる実証事業に取り組んでいる。また、茨城県笠間市とは無人航空機“ドローン”活用等による連携協力を締結し、ドローンと情報通信技術を組み合わせて地域課題の解決に向けた取組みを推進。自社に蓄積された独自のIT技術とノウハウに、外部から最先端のテクノロジーを取り入れながら、常に新しいソリューションの創造を目指している。

研究者と共にアイデアを形にする

 環境、食糧生産、医療、福祉、金融など様々な領域において、私たちの生活をアップデートするため、そして深刻な社会課題の解決に向けて行動を起こすためにITは欠かせない。「けれどITだけでは不十分です。ITをどのように使って、何と組み合わせて、どの社会課題にぶつけていくのかのアイデアこそが重要です。この新しいアイデアを研究者とともに議論して実現していきたい」。フォーカスシステムズ賞の設置への想いをそう話す松坂氏は、会津大学、筑波大学、筑波技術大学、茨城大学、東京大学、滋賀大学、滋賀県立大学、京都大学等、これまでも多くの研究 者やベンチャー企業と連携事例を生み出してきた。

 茨城大学とは2018年より連携を開始し、2020年3月に設立した同大学発ベンチャーも含めて、3社間の共同研究を締結し、DNA損傷情報を中心とした生体情報のデータベース、ソフトウェア及びアプリの開発を推進している。また滋賀大学とは、2019年より連携を開始。2021年からは同大学発ベンチャーでストレス分析技術を有する株式会社イヴケアと、北海道富良野市で大規模な牧場を経営する藤井牧場を加え、乳牛の乳汁中及び血液中のストレスホルモンの分析に関する共同研究を開始した。

分野を超えた意欲的なテーマを求む

 「連携の際に大事にしているのは、本人が心からやりたいことを提案してきているかです。熱意や想いが伝わってくると、自分もワクワクしてきます」。ITを組み合わせることでその研究がどう加速するのか、その結果どんな未来に到達できるのか、ぜひ自身のアイデアを思い切りぶつけて欲しい。4回目の公募となる今回は、フォーカスシステムズ“超異分野賞”と名称を少し変えている。地球規模の課題が山積していく中で、単体技術で解決できることは多くない。自らの研究テーマに足りない、異分野の研究と組み合わせた研究アイデアを申請してきて欲しい。複数領域の知見を掛け合わせた、まったく新しいチャレンジングな研究テーマが集まってくることを期待している。研究者と研究者、研究者と企業が力を合わせることで、研究成果を社会へ実装し、日本から世界に通用する技術を生み出すことを目指す。若手研究者からの新たな応募に期待している。

(文・中嶋香織)

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