自然科学、社会科学、人文科学の研究、開発、調査全般
公募型の競争資金への申請に通らなかった研究アイデアをはじめ、産業応用の可能性があるものの提案する先がない、あらゆる「未活用の研究アイデア」を募集します。
※L-RAD賞は、通常の研究費とは異なり期間中にL-RADに登録された申請書の中から選定いたします。
設置企業・組織 | 株式会社リバネス |
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設置概要 | 採択件数:若干名 |
スケジュール | 応募締切:2021年11月30日(火)18:00まで 審査結果:2022年2月ごろにご連絡予定 ※本研究費は採択通知のみで、不採択者への通知は行いません |
募集対象 | ・大学・研究機関に所属する40歳以下の研究者 ・海外に留学中の方でも申請可能 ・研究室に所属して研究を始めていれば、学部生からでも申請可能 |
- 担当者より一言
- L-RAD(エルラド)は、研究者が持つ未活用アイデアを集積し、共同研究先を探索する会員企業との橋渡しを行うプラットフォームです。研究資金の獲得が難しかったアイデアに対し、産業視点で光を当て、企業と研究者の連携を加速し、科学技術による高い競争力を実現することを目指しています。
今回のL-RAD賞では、通常のリバネス研究費とは異なり、期間中にL-RADに登録された申請書の中から、中長期的な視点で産業応用の可能性があり、かつインパクトの高いテーマを採択いたします。せっかく作った申請書に、セカンドチャンスを。分野は問いません。あなたの「未活用の研究アイデア」を、この機会にぜひご登録ください。なお、L-RADは文部科学省の研究支援サービス・パートナーシップ認定制度の認定サービスです。
時代の変化に適応する産学連携の形
これまで重要視されていた学会がオンラインとなり、世界中で産学連携を促進する場にも大きな変化が進んでいる。論文やWEBでの探索に切り替える企業が増え、L-RADを活用した産学共同研究や新規事業創出に、改めて注目が集まっている。
登録者の増加と共に進む新しい民間利用の形
文部科学省「研究支援サービス・パートナーシップ認定制度」に認定された L-RAD(エルラド)は、競争的資金を中心に不採択となったアイデアの産業利用に着目し2016年にサービスを開始。これまでに様々な産学連携を生み出してきた。現在では、約2,000件の研究テーマが登録されており、民間企業側は、自社の興味関心領域のキーワードやテーマが具体化している場合に連携先の探索に活用するとともに、研究スタッフが新規テーマを立案するための研修プランとしての活用も進んでいる。アカデミアと民間企業の研究者同士が、アイデア段階から連携し、新たな研究テーマや事業シーズを生み出していこうという取組みだ。
機関連携で進む研究アイデアの活用
アカデミアの研究者のアイデアを実現するための主な外部資金の獲得状況は、科学研究費助成事業(科研費)では10万件を超 える新規申請の採択率が27.4%(2020年度実績)。7割以上の申請は不採択となる中、大学では研究予算獲得のための新たな動きが求められる。 現在、産学連携や共同研究プロジェクト創出の動きを加速させるために L-RAD との機関連携に関心を持つ大学も増えつつある。 会津大学、前橋工科大学の2大学が今年度新たに加わった結果、連携研究機関は2021年7月末時点で合計7大学となった。単に研究アイデアが蓄積されるデータベースではなく、リバネスのコミュニケーターによるのサポートも加えながら、研究者と企業をつなぐプラットフォームであることがL-RADの特徴だ。