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2011.03.02 リバネス研究費:採択者発表

第6回リバネス研究費 トライアングル賞 採択者発表

第6回リバネス研究費トライアングル賞の採択者が決定いたしました。
採択者および研究課題名は以下のとおりでございます。

【本賞】
■ 授賞者
秋山 美知子
■ テーマ
幹細胞マーカーnestinを標的とした悪性黒色腫の新規治療法開発へ向けた研究
■ 所属、職位
日本医科大学 病理学講座(統御機構・腫瘍学) 大学院3年(4年制医学博士課程)
■ 授賞理由
近年、オゾン層破壊等による紫外線照射量の増大により、皮膚がんの発症率が上昇し
ていることが指摘されている。中でも「悪性黒色腫」は、進行が早く、進行した場合
には手術後にも再発・転移の危険性があり、現状では有効な治療法がほとんどない悪
性度の高いがんである。本研究は、RNA干渉法により、悪性黒色腫の進行に関わる
nestinの遺伝子発現をブロックすることによる画期的治療法の開発である。既に細胞
レベルの実験で効果が認められており、今後の動物実験、さらにヒトでの治験への展
開に大きな期待がもてる。弊社が注力をめざすバイオ創薬分野の中でも注目を集める
研究に発展する可能性があり、その創成期に、本賞の第一回目の授賞対象とすること
は、弊社にとっても栄誉である。

【特別賞】
■ 授賞者
事崎 由佳
■ テーマ
ドールハウス遊び介入プログラムによるストレス低減効果の検証
■ 所属、職位
東北大学 加齢医学研究所 スマート・エイジング国際共同研究センター
応用脳科学研究分野 博士研究員
■ 授賞理由
本研究は、臨床心理学に、脳神経科学的計測、生理学的計測を併用することで、心と
身体の相関を明らかにしつつ、主観的幸福度増大によるストレス低減の実証的手法の
構築をめざす。さらに、事崎氏は、関係各所と連携して、東日本大震災被災者へのカ
ウンセリングを行い、長期的なセラピー研究に取り組もうとしている。現在13万人を
超える被災者の精神的ストレスやそれに起因する健康被害等への対策は十分とはいえ
ない。本研究を支援することは、メンタルケアを通して被災者支援に間接的に繋がる
と同時に、メンタルヘルスケアという現代社会の重要課題に新たな切り口で挑むもの
であり、その意義は大きい。