第5回リバネス研究費 ニッピ賞 採択者発表
第5回リバネス研究費ニッピ賞の採択者が決定いたしました。
採択者および研究課題名は以下のとおりでございます。
ニッピ賞は1月26日(コラーゲンの日)にあわせて発表されました。
採択理由等については、以下のサイトをご覧ください。
http://collagen-day.com/prize
【ニッピ賞】
■ 受賞者
尾上弘晃
■ 所属 職位
東京大学 生産技術研究所
■ テーマ
細胞封入したコラーゲン・アルギン酸マイクロゲルファイバーを基盤とした三次元細胞組織構築法の確立
■ 採択者の声
コラーゲンに関する研究を公募しているということ知り、応募させて頂きました。採択して頂き大変光栄です。私は現在、細胞とコラーゲンゲルをマイクロ流体デバイスに流し、直径150ミクロン程度のファイバー状細胞組織を作る研究を行っています。このファイバーを利用し、まるで我々の服を作るのと同じように、「織ったり」「巻き取ったり」することで3次元生体組織を構築できないだろうか、と模索しております。この受賞を機会に、さらに研究を発展できればと願っております。
【奨励賞】
■ 受賞者
吉久陽子
■ 所属 職位
富山大学大学院
■ テーマ
紫外線誘導表皮基底膜コラーゲン分解・変性におよぼすMIF の影響
■ 採択者の声
この度はニッピ賞奨励賞を頂きまして誠にありがとうございます。紫外線によるコラーゲンの分解・変性の発症機序を解明することは、光老化の基礎および臨床研究に必須であり、これからの高齢化社会に向けて必要不可欠なテーマであると考えております。今回の研究が将来的に、光老化の積極的な予防および治療の一助となり、長寿の質を高めることに貢献できればと思います。このような研究活動を展開する機会を与えて下さいました株式会社リバネス様と株式会社ニッピ様に心より御礼申し上げます。
■ 受賞者
梅津信二郎
■ 所属 職位
東海大学工学部
■ テーマ
三次元状生体組織作成のためのコラーゲンの精密パターニングと細胞の生化学的特性の把握
■ 採択者の声
このたびは、奨励賞をまことにありがとうございます。教育の傍ら研究を進めておりますので、自分がしっかりと魅力ある研究を進めることができているのかということを気にしておりました。従いまして、高く評価して頂けましたことを非常にうれしく感じて
おります。本研究では、コラーゲンと細胞を三次元状にパターニングし、細胞の生化学的な影響を把握することを行います。三次元状生体組織作製にむけて重要な課題ですので、本研究を成功させたいと考えております。