リバネス研究費

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2020年9月公募第50回リバネス研究費

第50回リバネス研究費 incu・be賞

いまやリバネス研究費は、世界的な業績を上げる研究者や社会課題の解決を目指すアントレプレナーといった、最先端を駆ける若手の登竜門となっている。12年前に始まったこのプロジェクトの原点は「研究を続けられない仲間の窮状を何とかしたい」という想いにあった。リバネス代表の丸にその原点を聞いた。

設置概要

対象分野

大学生・大学院生が自ら取り組むあらゆる研究

20歳以上の大学生・大学院生の皆さんによる「自分が推進したい研究」を募集します。研究分野は問いません。研究室で実施していないテーマでも申請できます。

※自身の研究推進のために活用いただくことを目的としていることから、卒業学年の学部4年生・修士2年生が応募される場合、修士課程・博士課程に進学される方を対象とします。博士後期課程の最終学年の方は、研究活動を継続される方を対象とします。
※審査結果は2020年11月下旬にご連絡予定です。
※採択者のプレゼンテーション会をは12/5に開催されるキャリアディスカバリーフォーラムの日に実施する予定です。

スケジュール 応募締切:2020年10月31日(土)23:59まで
募集対象 20歳以上の大学生・大学院生
担当者より一言
株式会社リバネスでは、若手研究者が目標を見つけ、それに向かって実力を養い(incubate)、未来の自分を作り出す(be)研究キャリア発見マガジン『incu・be(インキュビー)』を発刊し、創刊50号を迎えました。同じく今回50回を迎えるリバネス研究費も、若手研究者が自らの研究を進めることで研究キャリアを切り開く後押しになって来たと確信しています。この度、『incu・be』の発刊50号を記念するとともに、自分の研究に熱い思い入れのあるあらゆる分野の学生・大学院生を応援したいというリバネス研究費の原点にも立ち返り、本賞を設置しました。いま、自ら推進している研究はもちろん、これから自分が挑戦したい研究テーマを募集します。

<申請にあたってのポイント>
申請者の研究に対するパッションを特に重視いたします。
また、分野問わず熱い研究者を応援したいという意図から、他分野の研究者が審査を行います。
そのためぜひ以下の2点について申請書に反映いただき、ブラッシュアップをお願いしたく思います。

① 「申請者略歴」に、ぜひ以下をご記入ください
なぜこのテーマに関する研究をはじめたのか、背景にある動機や想い
このテーマに関してこれまで自主的に行動したエピソード

② 専門分野の異なる人にもわかりやすくご記入ください

 

株式会社リバネス 代表取締役グループCEO 丸幸弘

「自分の研究に熱い思い入れのある人が研究できない」。2008年末のこと、私たち創業メンバーの友人のポスドクが、プロジェクト予算の関係で半年間の収入が得られなくなってしまったのです。我々は将来有望な若手ですら研究を続けることが困難になる日本の現状を見過ごすことができませんでした。そこで、今の代表の1人である髙橋修一郎の発案で、日本で初めてのアクティブな若手研究者を応援する研究助成金を立ち上げることにしました。リバネス研究費の誕生です。

ありとあらゆる分野からアイデアを募集し、特にその情熱を応援したい7名を採択しました。その1人は先に挙げた友人のポスドクです。彼は採択後にアメリカで研究のチャンスを得て、今は産業技術総合研究所で多くの論文を書き、今年6月に開催された超異分野学会関西フォーラムでは最優秀ポスター賞を受賞しました。また、当時お茶の水女子大学の准教授だった瀬々潤さんは、採択をきっかけに産業界での研究開発の可能性に気づき、研究機関に所属しながら、アカデミアと産業をつなぐベンチャー企業を立ち上げました。こうした若手研究者に期待をかけて、今では80社以上の企業がこのリバネス研究費の取り組みに参加してくれるようになり、採択された研究者数は300名、助成総額は1億円を超えました。

50回を迎える今回、誕生の原点に戻り、自分のテーマを主体的に進めたいありとあらゆる分野の大学生・大学院生を応援するリバネス研究費「incu・be賞」を設置します。自分がこれはと思うテーマに向けて自力で研究費を手に入れ、自らの意志で前に進める。そうした野心をもつ人が一歩を踏み出せれば、結果的に新しいつながりを得て独創的な挑戦を生み出し、活躍の場を広げることができるはずです。目標を見つけ、それに向かって実力を養い、自らの未来を創り出す若手研究者を応援したいという想いを出発点に、私たちが『incu・be』を創刊したのは2006年のことです。継続は力であると信じ、『incu・be』100号、100回目のリバネス研究費に向けて私たちも挑戦を続けていきます。

現在募集中のリバネス研究費